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The Best of Shogo Hamada vol.2

SECL-502 2006/08/09 released
Blu-spec CD:SECL-20012 2009/09/02 released
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sound 01家路 remade in 2006
sound 02君に会うまでは remade in 2006
sound 0319のままさ from the album「J.BOY」remixed in 1999
sound 04散歩道 remade in 2006
sound 05今夜こそ from the album「ROAD OUT "TRACKS"」
sound 06愛という名のもとに remade in 2006
sound 07土曜の夜と日曜の朝 remade in 2006
sound 08モダンガール from the single「君に捧げる love song」
sound 09Midnight Flight remixed in 2006
sound 10ロマンスブルー remade in 2006
sound 11こんな夜は I miss you from the album「J.BOY」remixed in 1999
sound 12勝利への道 remade in 2006
sound 13生まれたところを遠く離れて from the single「イメージの詩」
sound 14ラストダンス from the live "ON THE ROAD 2005"
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"vol.1"に比べてこちらはやっぱり随分昔のものなんで、手を加えた部分が多い。ベスト盤ではあるけれど、オリジナルアルバムを作る気持ちで制作しました。ポピュラーミュージックはいつも旬の音であるべきだと思っているので、昔の歌も音は"今の音"で聞いてもらいたい。リメイクしたりフィックスするのは、けっしてミュージシャンとしてのナルシシズムじゃないんですよね。優れた演奏者や最新のスタジオ技術を使って、昔の歌を蘇らせたい。あくまでも、歌を中心に考えているんです。
 1曲目の『家路』は、ライブでやってきたメンバーと録り直して、全体のグルーヴ感もすごくいい。ニッキー・ホプキンスの素晴らしいオリジナルのフレーズを、小島良喜くんがより情感豊かに弾いてくれていたり。ミックスしてくれたJ.J.Pが「このピアノは素晴らしい」と言っていました。
 『土曜の夜と日曜の朝』も全部録り直して、やっと正解の音を手に入れた気がする。オリジナルはエイトビートで、あんまり跳ねていない。こっちはちゃんと跳ねていてスウィングしていて、作ってから20年を経てR&Bになったなあという感じがします。水谷公生さんのアレンジで、今回の中でいちばん音数が多いと思う。その音の組み合わせがすごく計算されていてポップで、R&Bのガッツみたいなものも持っていて、とってもいい仕上がりですね。
 一方で『19のままさ』は、今回のために全部作り直してその音源があってそっちもよかったんだけど、最終的に『J.BOY』バージョンを選んでいる。だから、ただ古い新しいで選んでいるだけではないんですよね。
 最後に収めた『ラストダンス』は、歌詞もメロディーもすごくシンプルなのに、歌っていて不思議な高揚感のある曲。だからずっと生き残ってきたし、お客さんと一緒に育ってきたんだと思う。『家路』にしても、音はライブで何度も演奏して作ってきた。小さなフレーズだったり大きなフレーズだったり、少しずつ少しずつ変化して、その中に生き残るものと残らないものがあって。そうやってやがて「ああ、辿り着くところはここだったんだ」という音になった。その完成型みたいなものを録っておきたいと思いました。
 レコードショップのスペースというのは限られていて、今は全部のオリジナルアルバムが店頭にそろう時代じゃない。CD業界は非常に苦しい時代で、場所によっては浜田省吾のCDが1枚も置かれていないという状況になっている。これは構造的なものだから、変わらないと思うんです。だからこういう作品を作って、ここから10人にひとりでも俺の音楽を好きになってくれて「じゃあ、オリジナルアルバムも聞いてみよう」と思ってくれる人がいたらいいなあと思う。
 外さなきゃいけない曲が圧倒的に多くて困ったけど(笑)、こぼれ落ちてしまった多くの歌もステージではもちろんこれからも大切に歌っていくつもりです。