12
cd-img

J.BOY

SRCL-4605〜6 (REARRANGE,REMIX AND MASTERING:1999/09/08)
1986/09/04 released
BACK
DISC1
sound 01A NEW STYLE WAR
sound 02BIG BOY BLUES
sound 03AMERICA
sound 04想い出のファイヤー・ストーム
sound 05悲しみの岸辺
sound 06勝利への道
sound 07晩夏の鐘 (Instrumental)
sound 08A RICH MAN'S GIRL
sound 09LONELY ―愛という約束事
sound 10もうひとつの土曜日
DISC2
sound 0119のままさ
sound 02遠くへ―1973年・春・20才―
sound 03路地裏の少年
sound 04八月の歌
sound 05こんな夜はI MISS YOU
sound 06SWEET LITTLE DARLIN'
sound 07J.BOY
sound 08滑走路 ―夕景 (Instrumental)
SHOP mora iTunes
『DOWN BY THE MAINSTREET』で小さな工業都市で育った少年像というのを描いた。それはまさしく自分自身に重なるんですけど、その少年たちが、その後どうなったかというのが『J.BOY』なんですね。最初は2枚組にするつもりはなかったんですけど、少しずつ曲を作っていくうちにどんどん多くなってきて、かなり出来た段階で『J.BOY』というものの焦点が合ってきたんです。街に出たり、大学生になったり、社会人になったりして。そのなかでどうしても『路地裏の少年』が必要だったし、『遠くへ』とか『19のままさ』というのは『路地裏の少年』を作っていた時期の曲なんです。当時は学生運動のことをテーマにしていたからあまりにヘビーで入れられないということで置いてあったんだけど、ラインナップして入れてみたときに、全部がフィットして、結果的に2枚組になったんですね。ロサンゼルスにいて、ジャクソン・ブラウンの『PRETENDER』や『HOLD OUT』を手がけているエンジニアのグレッグ・ラダーニとやったり、いろんなことがありました。で、はじめてのチャート1位なんですね。それも4週間か5週間、ずっと1位だった。チャートというのは相対的なものだけど、はじめて1位をとったというのは、やっぱりうれしかったですよね。13枚目、13年目なわけです。俺ら、広島に育っているでしょう。広島ってマツダの東洋工業があるんです。人口の60%ぐらいはその自動車産業に携わっているんですよ。そして車はどんどんアメリカや東南アジアに輸出されるわけですね。で、広島でしょう。原水禁と原水協というのがあって、毎年8月6日に広島の祈念式典をやるといつもグシャグシャなんです。必ず被害者の立場で原爆を落とされた記念の街、広島から世界に平和を訴えようと、それは悪いことじゃないけど、なんか、すごく違う視点で俺は育ってきたんです。それは『八月の歌』1曲にしか出てこないんだけど、俺のなかでは、ある種の核になってます。あの主人公は、ほとんどの人のイメージでは、若い整備士のようなイメージでしょうけど、違うんですよ、俺のなかでは親父と同じぐらい年老いた整備士なんですよ。それで、自分たちが戦後がむしゃらに働いてやってきたことは、なんだったんだろうというものなんです。あと『A NEW STYLE WAR』も自分にとってはわりと納得している作品です。新しい戦争の形態というのはどんどん変わっていく。東西ベルリンの壁がなくなったときに、やっぱりそうだったんだなあと思いましたね。