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誰がために鐘は鳴る

SRCL-4608 (REMIX AND MASTERING:1999/09/08)
1990/06/21 released
BACK
sound 01MY OLD 50'S GUITAR
sound 02BASEBALL KID'S ROCK
sound 03少年の心
sound 04青の時間
sound 05サイドシートの影
sound 06恋は賭け事
sound 07夜は優し
sound 08SAME OLD ROCK'N'ROLL
sound 09太陽の下へ
sound 10詩人の鐘
sound 11夏の終り
CD EXTRA VTR収録曲:「詩人の鐘」「夏の終り」
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『FATHER'S SON』から2年くらい経って、いよいよやらなくちゃってなったのが1989年の8月くらいだったんです。どういうものをやるかは漠然としていてね。あまりに自分が漠然としているから、どこかに籠もろうと。籠もるっていっても東京のど真ん中、夜景が見えるところじゃないとだめ、みたいな。それでメロディの切れ端くらい浮かんでこないかなと。だけど、全く何も出てこない(笑)。その状態のまま、カナダ、アメリカに行ったんですけど、向こうに行っても、ひたすら浮かんでくるメロディは、オールマン・ブラザーズの『RUMBLIN'MAN』1曲だけなんですよね。それは、結果的にはコップに水を注いでいた状態だったと思うんですけど。基本的に自分がやりたかったことっていうのは、すごくトラッドなものですね。ブルースでありカントリー・ミュージックでありポップ・ミュージックであるんだけど。サウンドもとにかくシンセサイザーはやめようと。最小限、どうしても避けられないところだけ使う。もう1回、ミュージシャンがプレイすることに帰りたいっていうかな。今はなんでも出来ちゃいますからね、打ち込みで。でも、そういうことはやめて、エモーショナルなもの、自分たちのテクニックのなかでギリギリなものをやりたいなって、スタートしたんです。思えば、自分が『路地裏の少年』からずっと作ってきたのは、基本的には男が一人前になる、大人になろうとしている歌だと思う。もちろん、一人前の男にまだなっていないんですけど、今回のアルバムは一人前になりかけている、"俺"の音楽を聞いてくれと、ちゃんと言えるアルバムになったと思っているんです。