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The History of Shogo Hamada "Since1975"

SRCL-4950 2000/11/08 released
Blu-spec CD:SECL-20010 2009/09/02 released
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sound 01二人の夏 by AIDO
sound 02路地裏の少年
sound 03片想い
sound 04終りなき疾走
sound 05丘の上の愛
sound 06ラストショー
sound 07陽のあたる場所
sound 08MONEY
sound 09AMERICA
sound 10J.BOY
sound 11もうひとつの土曜日
sound 12悲しみは雪のように(Single Version)
sound 13星の指輪
sound 14さよならゲーム
sound 15青空のゆくえ
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リリースしたときに「オリジナルコンフィデンス」誌で初登場1位になって、そのときの2位が偶然にもビートルズのナンバーワンヒットを集めた『BEATLES1』だった。自分にとっては凄く幸運な出来事でしたね。チャート誌の1位というのはとても影響力が大きいので、そのおかげで普段俺の音楽を聞かない人にも届いた。そんなこともあって、結果的に150万枚以上というビッグヒットになったんだと思います。
 そういう意味では、ビートルズに助けられた2つめの大きな出来事ですね。ひとつは、子どもの頃にロックンロールやR&Bを紹介してもらったこと。そして、この時期にそんな話題を提供してくれたこと。偶然だけど、感謝しなきゃと思います。
 "ON THE ROAD 2001"ツアーの途中でスタッフに提案されたアルバムで、確かオリジナルアルバム『SAVE OUR SHIP』の曲作りに気持ちが入っていたというのもあって、最初はあんまりピンと来なかった記憶があります。
 それでも「デビュー25周年だし、これからの浜田省吾の新しい作品をより多くの人に聞いてもらうためのひとつのステップとして、こういうものがあったほうがいいんじゃないか」と説得力のある資料をもらったので、真剣に考え始めた。だけど、キャリアは長いし楽曲もたくさんあるので、どう選んでいいのかまとまりがつかないんですよ。
 ベストと言ってもヒット曲はないですから(笑)、自分の好きな曲を選ぶのか、楽曲的によいと思うものを選ぶのか、あるいはリスナーから人気があると思われる曲を選ぶのか……。そんなふうに考えていて、あるときふと「"Best of〜"じゃなくて"History of〜"でいいんじゃないか」と思ったんです。CDのリスナーや、コンサートのオーディエンスにとっての浜田省吾の代表曲を年代順に並べる。そう思いついた瞬間、パズルのピースがはまるように、いろんなことがすっきりとまとまりました。
 最初は2枚組を提案されたんですが、こういう趣旨のものであればボリュームのあるものより、1枚にまとめたほうがいいだろう。サウンドについても"History of〜"だから、バラードセレクション4部作のようにリメイクするのではなく、元の音のまま収録しよう、と。
 まあ、実際に1枚を15曲にまとめるのは、けっこう切ないものがありましたが(笑)。たとえば『風を感じて』が入っていない。当時のSMEレコーズのA&Rのかたが「高校時代に『風を感じて』が大好きだったし、代表曲だから入れてはどうですか」と言ってくれたりもして悩んだんだけど、最終的には全部自分で作ったものに統一するということにして。あの曲の詞は共作でしたからね。けっしてCMソングだったから入れなかったわけではなくて、今でも「トータルタイムさえ許せば入っていてもよかったかなあ」とも思います。
 AIDOでのデビュー曲『二人の夏』についても、面白いことになりましたね。あの当時、1975年の夏に『二人の夏』は「100万枚のヒットになるだろう」と言われて、でも結局は1万枚も売れなくて、惨憺たるスタートだった。それが25年目に結果的に150万枚売れたというのは、辻褄が合った感じがあります(笑)。
 このアルバムは自分が想像していたよりも何倍も反響が大きくて、スタッフの提案は正しかったんだなあと思いますね。おそらく"History of〜"みたいなものを出す、最後のチャンスだったのかもしれない。そこに間に合った感じがします。