DISCOGRAPHY
14th ALBUMFATHER'S SON
SECL-3015
1999/09/08 REMASTERING
1988/03/16 released
- 01BLOOD LINE
- 02RISING SUN
- 03DARKNESS IN THE HEART
- 04WHAT'S THE MATTER,BABY?
- 05A LONG GOODBYE
- 06I DON'T LIKE "FRIDAY"
- 07BREATHLESS LOVE
- 08NEW YEAR'S EVE
- 09RIVER OF TEARS
- 10THEME OF FATHER'S SON
このジャケットは、わざとスプリングスティーンのパロディーにしたんです。綺麗すぎてあんまり洒落になんなかったかもしれないけど、ようするにライク・アメリカン・ボーイなんですね。最初はマッカーサーと同じ恰好をして撮ろうかって言ってたんですよ。俺と同じレイバンしてたでしょ。それは俺のアイデアだったんだけど、拒否された。そのときは面白いと思うかもしれないけれど、あとで嫌になるよって。『J.BOY』ではじめたことにケリをつけたって感じがしますね。『路地裏の少年』って家を出る少年の歌なんですよ。家出をしていく。で『THEME OF FATHER'S SON』って『遙かなる我家』なんですよね。ある種、気持ちで帰郷してるんですね。やっぱり終わったんだと思いますね。俺のなかで一巡して帰って来たんだと思います。『路地裏の少年』がはじめて父の息子なんだということを意識して、少年でなくなったんだと思う。大人になったんじゃないかと。ただ、あとから自分でこうやって解釈をつけてるだけであって、作ってるときは、そんなこと考えて作ってるわけじゃないですけどね。男の子が家族をなくしたりとか、離婚したかもしれないし、社会に出て成功したかもしれない。『DOWN BY THE MAINSTREET』、『J.BOY』、『FATHER'S SON』3つでひとつとしてつながっています。ツアーでは『RISING SUN』という曲で、原爆が落ちた瞬間から戦後をスライドで流すんです。それで、コンサート・ツアーの最後の頃に昭和が終わって、自分が抱えてきたテーマと昭和が終わったのが一緒だったから、本当に区切りがついた気がした。それがちょうど1989年だったんです。