DISCOGRAPHY

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20th ALBUM青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~

SRCL-3690
1996/11/11 released


  • 01BE MY BABY
  • 02さよならゲーム
  • 03二人の絆
  • 04彼女はブルー
  • 05紫陽花のうた
  • 06君去りし夏
  • 07恋は魔法さ
  • 08 君がいるところが My sweet home
  • 09あれから二人
  • 10Because I love you
  • 11青空のゆくえ

30代後半から40代になる頃、アルバムで言うと『FATHER'S SON』『誰がために鐘は鳴る』『その永遠の一秒に』あたりは、凄く内省していた時期なんです。精神的にも少しダウンだった時期で、歌にも内省的な気配が色濃かったと思う。そして『その永遠の一秒に』を作り終えた頃から、雲が少しずつ晴れるような感じになってきた。
 そんな中で、青空や太陽が自分の人生に必要ならば、空が晴れるのを待っているんじゃなくて自分で太陽の下に出て行かなければいけない、青空のドアを自分で探して開けなければいけないという気持ちが強くなったんです。
 そして「とにかくラブソングばかりのアルバムを作ろう」と思った。ラブソングにもいろんな時期のラブソングがありますよね。初めて恋をした頃のラブソングとか、生涯の伴侶に出会った頃のラブソングとか。今回のラブソングというのは、いろんなものを経験して、挫折して、辛い思いもしたんだけど、もう一度誰かを愛するということを信じようというラブソング。そんなテーマでアルバムを作り始めました。
 メロディがとても気持ちよく書けたんで、ドラム木村万作さん、ベース岡沢茂くん、ギター水谷公生さん、キーボード福田裕彦くんというリズムセクションと一緒にスタジオに入って、コード譜だけを渡して、歌は「♪ラララ」でレコーディングしました。
 なんのために録音したのかと言うと、それを聞いて詞を書こうと考えたから。非常に贅沢な話なんだけど(笑)。普通のレコーディングだと一日せいぜいリズムセクション2曲くらいだけど、一日6曲ぐらいずつ伸び伸びプレイして、そのノリがすごくよかった。それを持ってアメリカへひとり旅に出て、その演奏を聞きながら少しずつ詞を書いていったんです。そんな気持ちのいい状況の中で詞を書けたので、全体的に自分が思っていたような詞が出来た。「歌を作るのは楽しいな」と改めて思ったりもしましたね。
 30代後半から40代になるときには、歌を書くことにもすごく苦しんだ。でも、あとから考えると、逆にその時期に大きく成長出来たのかなあと思いますね。その成長がすごく表れて見えるアルバムだと思う。もし「自分の作品の中から好きなアルバムを1枚挙げろ」と言われたら、この『青空の扉』か『My First Love』か……どちらかを選ぶのはすごく難しいけど、『青空の扉』を選ぶかもしれない。
 困ったことに、あまりにこれが気に入ったために、次のアルバムまですごく時間がかかった(笑)。そのぐらい、ソングライターとして幸せな気持ちにさせてくれたアルバムです。

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